取材・インタビュー前の準備

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取材・インタビュー、そしてライティングを行う前に

取材・インタビューは、事前の打ち合わせ→下調べ→取材・インタビュー→ライティングという流れで進みます。
取材相手のことを事前に調べておくことは必要最低限、プロとしてのマナーです。
ビジネスの世界では「準備8割、実行2割」などと言われますが、ライターにおいても準備は欠かせません。

ここでは、企業の広報誌や広告宣伝物(カタログ・パンフレット・webサイトなど)に使用する記事という前提で解説していきます。

ライターへの仕事の依頼の多くは、編集プロダクションや広告代理店・制作会社などという設定です。

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目的の確認 〜実例解説〜

13918506_s.jpgわかりやすいように、具体例を挙げて説明しましょう。
会社案内や企業サイトに掲載する社長のインタビュー記事という想定で説明します。
その企業の新サービスについての取材という設定にします。

こういった場合、仕事を依頼してくる担当者は、「企業の新サービスの取材を」と簡単に説明する傾向があります。
しかし、これは目的ではありませんので注意が必要です。
企業との間に入っているプロダクションや代理店の担当者が、クライアントの真意を理解してないということは多々あります。

取材対象や取材日時のみしか説明しない担当者もいますが、そのままにしては絶対にいけません。きちんと狙い・目的を確認しておきましょう。

では、このケースでの目的は何でしょうか。
今回の記事はその企業のwebサイトに掲載するもので、新サービスの宣伝が目的です。自社webサイトに、社長インタービューを掲載し、新サービスについての詳細を知ってもらい、利用を促進することが狙いです。
新サービスにかける社長の思いや、新サービス開発のきっかけなどのエピソードを聞き出し、消費者の心情に訴える記事にするという企画です。

ただ単に、「新サービスを展開する企業の社長を取材する」だけでは、目的からそれた原稿を書いてしまうこともあるので、目的を明確にすることは非常に重要です。

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取材インタビュー前の事前調査

4871504_s.jpg取材・インタビュー前に調べておきたい内容について解説します。
「新サービスをスタートする企業の社長にインタービューを行い、その記事を宣伝の目的で企業ホームページに掲載する」という前提です。

まずは企業のホームページに一通り目を通し、全体像を把握します。
会社概要などで会社の規模、事業領域を確認しておきましょう。
取扱製品・サービスも調べます。
また、その企業の強み・特徴もざっとつかんでおきましょう。

そして取材相手である社長のことを調べます。
企業ホームページにも「社長メッセージ」などが掲載されていますので、一読しておきます。また、採用ページも参考にしてください。多くの企業は、採用ページを独立させるような形で作っていることが多く、その中には、就活者向けの社長メッセージが掲載されている場合もあります。会社の沿革や歴史、創業時の思い、その他社長の考え方を理解できるようなメッセージなどを拾えることが少なくありません。

その他には、他の媒体で社長が取材された記事などを探し、いくつか読んでおくといいでしょう。

大企業のトップクラスの方ほど、ライターをプロと見なします。
「インタビューをするのであれば、充分に下調べをしているはず」と考えます。
インタビュー時に素人が質問するようなことを聞いたりすると、
「なんだコイツは。こちらは忙しい時間を割いてインタビューに応じているのに、それくらいのことも調べていないのか!」とご機嫌を損ねてしまうかもしれません。

基礎的なことも調べずに、取材に臨んだせいで
「別のライターをよこせ!」
「取材をやり直せ」
と怒られたライターもいます。

取材相手のことを調べておくことは、プロとしての最低限のマナーでもありますし、調べておかないとインタビュー時に話が理解できない、質問が出てこないといったことにもなりかねませんので、下調べは入念に行いましょう。

いざ、記事を書く段階になると、事前の下調べがいかに大切かに気づくことになるでしょう。
必ず取材相手のことは調べましょう。

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取材・インタビューの質問

取材・インタービューは質問が命です。そう言ってもいいくらい質問は大切です。

目的が明確になっており、下調べがきちんとできていれば、いくつかの質問は自然に出てきます。
逆に言うなら、質問が出てこない場合は、目的があいまいだったり、事前調査が甘いという可能性もありますので、目的を再確認しましょう。

今回の事例の場合、新サービスを展開する企業トップに取材し、新サービスの宣伝を目的とした記事を書きます。

では、どのような話を聞き出せば良いでしょうか。
ざっと思いつくだけでも、以下のようなことがあります。

サービスの特徴は?
なぜ、そのサービスを展開していこうと考えたのか?
どのような経緯でそのサービスを思いついたのか?
その新サービスを展開することで、社会や消費者にもたらすことは何か?
新サービスにかける思いは?
どんな人たちに利用してもらいたいと考えているか?
新サービスをつくる上で苦労したことはないか?
etc.

質問の仕方によっては、意図するような答えが得られないこともありますので、「別の聞き方」も用意しておくといいでしょう。
「新サービスの特徴は何ですか?」
という質問の仕方はプロとしてはあまりよくありません。

「このサービスは◯◯◯が特徴だと理解したのですが、他に特徴はありますか?」や、「このサービスは◯◯◯が特徴だと言うことですが、もう少し具体的にご説明していだけますか?」などといった質問の仕方の方がいいでしょう。

新サービスの特徴は、事前に理解してインタビューに臨むのがプロとしての礼儀です。
また、この質問の仕方は、相手に「このライターは、ちゃんと勉強している」と思わせることができ、インタビューをスムーズにする効果もあります。

さらに具体的な質問づくりは、特別講義で説明しています。

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