もくじ
コピーライターとは
コピーライターとは、広告コピーを書くクリエイティブ関連の専門職です。
※(コピーについては、「コピーとは?」のページを参照してください)
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コピーとは? 広告コピーを理解する
広告とは? まずは、広告とは何かを理解しておきましょう。 商品やサービスなどを広く知らしめるために宣伝することが広告です。 広告を行うには、新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどが利用されます。 これらは代表 ...
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コピーライターの仕事は、単に短い「キャッチフレーズ」を書くだけの仕事ではありません。
狙いは何か?
目的は何か?
ターゲットは誰か?
その広告でどんな課題を解決するのか?
そのために、どんな手を打つべきか?
表現コンセプトは?
などを考えることも仕事です。
上記のようなことを考えたり・調べたり・整理したりします。
そして、商品を売るための広告であれば、商品の特徴や魅力を引き出し、それをどのような言葉で伝えるかを考えます。
自分のデスクで言葉を考えているだけではなく、クラインアントとの打ち合わせに参加したり、関係者にヒアリングしたり、関係資料を調べたりなど、様々なプロセスを経て、コピーを考えます。
また、作ったコピーをコピーライター自身がクライアント(依頼企業)に直接説明を行うこともあります。
クライアントの役員や広告宣伝部のメンバーなど、大勢の前で行うプレゼンテーションから、2〜3名の担当者に説明するというものまで規模は様々です。
キャッチフレーズを一行書いて、それだけをクライアントに見せることもありますが、企画書という形にまとめて説明することもあります。
コピーライターは、文章家というより広告戦略の立案者といったイメージの方が近いかもしれません。
広告コピーができるまでの流れ(コピーライターの仕事の流れ)
オリエンテーション
クライアントから依頼内容の説明を受けます。
営業やプランナー、ディレクター、コピーライターなど数名のスタッフが行く場合もあれば、「営業だけ」という場合もあります。
プランニング
目的の明確化、課題の洗い出し、コンセプト(狙い)の作成などを行い、企画の全体像を考えます。
コピーやデザイン案も作成します。
プレゼンテーション
クライアントに企画を提案します。
複数の広告関連企業が参加する「コンペ」(コンペティションの略)の場合、提案内容が良かった会社のものが採用されます。
広告の実制作
コンペで勝ったからと言って、提案した内容がそのまま採用されるケースは希です。
制作するものによっては、そのまま採用されることもあります。
クライアントの意見・要望を聞き、広告を作り上げていきます。
クライアントに提出
↓
フィードバック
↓
再提出
というプロセスをクライアントのOKが出るまで繰り返します。
紙媒体の広告の場合、プランナー、ディレクター、デザイナー、コピーライターなどのチームで進めます。
大手の広告会社の場合は、アートディレクター、コピーディレクターが加わることもあります。
写真撮影が必要な場合は、カメラマンに依頼します。
TVCMやラジオCMの場合でも企画立案までのプロセスはほぼ同じですが、制作現場では、出演者(タレントなど)、撮影スタッフなど、関わる人数はかなり多くなります。
コピーライターが働いている会社は?
大別すると、広告代理店や広告制作会社勤務のコピーライターと、独立してフリーで活動しているコピーライターがいます。
企業の広告宣伝部にもコピーライターがいる場合があります。
●企業の広告宣伝部
●広告代理店
●制作会社
●デザイン会社
●コピーライター事務所
●フリーランス
この他に印刷会社、web制作会社などにもコピーライターがいることもあります。
コピーライターへの仕事の流れ
どのような流れでコピーライターに仕事が回ってくるのかを、代表的な例をあげて説明します。
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上記はあくまでも例です。
クライアントから直接依頼を受けるケース、制作会社が間に数社入るケースなど様々なパターンがあります。