プロのコピーライターも使っているコピーづくりの考え方
誰もが「なるほど!」と納得するようなキャッチコピーを書いてみたいと思いませんか?
「キャッチコピーの作り方なんてよくわからない」
「キャッチコピーづくりにコツなんてないでしょ?」
「結局センスなんじゃないの?」
そう考える人もいるかもしれませんが、キャッチコピーづくりの“基本“は、案外シンプルなのです。
今回説明するのは、あくまでもキャッチコピーづくりの王道的な手法であり、プロのコピーライターなら誰もが知っている考え方です。
シンプルだけど、コピーづくりの基本であり、けっこう強力なキャッチコピーが作れたりもします。
そもそもキャッチコピーとは何か?
「人々の興味を惹く」
「商品を欲しいと思わせる」
「イメージアップを図る」
など、広告の目的によっても異なりますが、キャッチコピーの基本は、
消費者に伝えたい沢山の事柄を“要約“した言葉
です。
要約と言っても難しくは、ありません。
ビジネスパーソンも主婦も子供も含めて、誰もが日常的にやっていたりします。
「要するに〜」
「早い話が〜」
「端的に言うと〜」
「つまり、こういうことなのよ」
これが要約です。
ビジネスパーソンは、企画書作成やプレゼンでも要約を多用していると思います。
企画書を見せる相手は、上司・経営層・顧客などさまざま。
共通しているのは、「時間がない」「そもそも企画に興味を持っていない」人が多いことです。
だから、冒頭で端的に概要を伝える必要があります。
良い企画書の冒頭部分には、大切なポイントが要約されているものです。
これは、プレゼンでも同様です。
基本的なキャッチコピーの作り方
「要約」と考えると、なんだか難しく感じてしまうので、以下の手順に沿ってキャッチコピーを作ってみるとよいでしょう。
「要するに〜」
「早い話が〜」
「端的に言うと〜」
「つまり〜」
上記の「〜」の部分の言葉を考えてみると、キャッチコピーが作れます。
この方法は、プロのコピーライターも使っています。
「アイデアがどうしても浮かばない」「基本に戻ってもう一度考え直してみよう」というときにも役立ちます。
■事例
たとえば父の日。
百貨店などでは、「父の日には贈り物を」とアピールしますね。
では、父の日とは、どんな日なのか。
「要するに〜」
「早い話が〜」
「端的に言うと〜」
「つまり〜」
と、考えると・・・。
お父さんを、グッとさせる日
三越伊勢丹 百貨店 デパート FATHER'S DAYのコピーです。