コピー大学学長のコピーライターになったエピソードをお届けしています。
「チャンスが巡ってきた!」
なんちゃって広告制作会社での「へっぽこコピーライター時代」の話の続きです。
相変わらず、少部数しか印刷されないチラシとかA4ペラもののコピーの仕事しかまわってこない日々でしたが、ある日、電車の「窓上広告」のコピーの仕事がまわってきました。
内心『やった!』と、叫びました。
たかが窓上広告、されど窓上広告。

チラシも広告ですが、電車の窓上広告のほうがより広告っぽいし、コピーライターの仕事って感じです。
クライアントは結婚式場。
ぼくは、はりきっていくつかのコピー案を考えました。
『われながら、なかなかいいコピーができたと思う』
と内心は、自信満々。
上司がぼくのコピー案を持って、クライアントに提案してきました。
そして帰社。
優しい笑顔で、だけど何だか少し言いにくそうな表情で、
「んん〜。ちょっと微妙な感じだったなぁ〜」

それなりに自信があったぼくは、
「ええっ〜。どの辺が? どのコピーが?」
と反論気味に言いました。
困った顔をした上司は、さらに困った表情になり、何だか言いにくそう。
鼻の横を指でさすりながら、
「担当者に、『これ、本当にコピーライターが書いたの?』って言われちゃったんだよね・・・」
「・・・・」
自信があった分だけ、とてもショックでした。
そして、初めての広告っぽい仕事は、これでおじゃんになってしまったのです。
試練は、まだまだこれからも続きます。