もくじ
フリーランスのコピーライターになる前に準備しておくこと(コピー大学 学長編)
既にコピーライターとしてある程度の仕事をしている人向けに、フリーランスになる前に準備しておいた方がいいと思われる事柄についてお話しします。
1.事務所について
コピーライターは、書くものさえあればできる仕事ですので、事務所はなくてもすぐにスタートできます。
私の場合は、最初の事務所は自宅のリビングの一角、しかも畳一畳分くらいのスペースが事務所でした。
2.道具
コピーライターに必要な道具は、昔は紙と鉛筆でしたが、現代での必需品はパソコンとネットワーク環境、そして携帯電話です。
ほとんどの方は、既に揃っていると思います。
パソコンは、Mac、Windowsどちらでも良いでしょう。使い慣れたているほうでOKです。
3.ポートフォリオ
ポートフォリオは、営業時に必ず求められます。
逆を考えていただければわかると思います。
あなたが仕事を発注する側だとします。
そこへフリーのコピーライターから営業の電話がかかってきたら、
「とりあえず、作品集を送ってくれ」
「来社するときに実績のわかるものを持参して」
と求めるのはないでしょうか。
フリーランスになる前に仕事の実績をまとめた作品集を作っておくことをお勧めします。
印刷物ならスキャンしてデータとして保存しておくと、作品集を作り替えるときにも便利です。
Webの場合は、キャプチャー画像として保存しておきましょう。
また、携わった仕事の業種別一覧などを作っておくことも後々役立ちます。
クライアント名、制作物、目的など、ちょっとした説明を付け加えておくとよいでしょう。
4.ホームページ
ホームページは、営業ツールとして有効な手段です。
ホーム-ページを開設したことによって、自分から営業先を探して訪問せずに、新規顧客を獲得することができます。
ホームページを自分で作り、アップできるようにしておきましょう。独立前から準備しておけば、フリーになってからすぐに役立ちます。
私自身、ホームページを作ったおかげで数社のクラアントを獲得できました。
しっかりと作り込んでおくことで、大手企業をはじめ、媒体社やPR会社などから仕事の依頼が舞い込んできたのです。海外の有名ブランドから相談を受けたこともありました。
ホームページがあるだけでも、クライアントからの信頼度は高まります。
5.クラアント候補づくり
仕事は人からやってきます。
そのため、良好な人間関係を構築しておくことが重要です。
現在会社勤めのコピーライターの方は、自社の上司・同僚・部下をはじめ、デザイン事務所・印刷会社などの取引先が最も身近なクライアント候補になり得ます。
会社を辞めても付き合えるように、関係を強化しておきましょう。
6.資金
「会社を設立するのではないので、資金は必要ないのでは?」と思われるかもしれませんが、ある程度の資金を確保しておくことをお勧めします。
フリーになって仕事があるという保証はどこにもありませんので、半年〜1年間くらいは生活できる資金があると、精神的も心強いでしょう。
7.覚悟
これはとても重要です。
仕事の保証がないフリーランスは、サラリーマンのように安定収入はありません。
半年間まったく仕事がなくても、あなたはフリーとしてやっていく覚悟がありますか?そういった覚悟が必要です。
これらの準備が整ったら、フリーとして活動開始です!